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バイリンガル教育の費用対効果

バイリンガル教育のコストはどのくらい?

今日はバイリンガル教育の投資対効果について、少し違った視点で検証してみます。
経済学の視点で投資効果を検証する際、機会損失という考え方を必ず考慮しますが、バイリンガル教育の投資対効果の検証にも、機会損失を用いて検証してみます。
まず、機会損失について少し説明します。ビジネス世界では、ある事業にお金や時間を投資する際、一つの事業にだけ投資することを検討するのではなく、たくさんの候補の中から一つ選んで投資していきます。2つ以上選んでも良いですが、必ず何か諦めています。この際、選ばなかった事業案から得られていたかもしれない利益があり、このある一つを選んだために諦めた他の投資から得られたと想定される利益のことを機会損失と呼びます。「損失した利益創出機会」という意味です。
子供の英語教育について機会損失の視点で検証すると、例えば、ピアノ教室や水泳教室、ソロバンやサッカーなど、他の習い事をさせることで得られたはずである効果が、幼児英語教育の機会損失になります。もちろん、英語とピアノを両立させている方もたくさんいらっしゃいますが、選択肢なかったものがあるはずです。その選択しなかった習い事、例えば、水泳教室を選ばなかったことで、小学校入学前にバタフライまで泳げるようになるチャンスを諦めているのです。

バイリンガルになるために必要な時間は1万時間以上!?

機会損失について整理できたと思いますので、次に機会損失の考え方を踏まえてバイリンガル教育の費用対効果について検証していきます。
まず、バイリンガルになるために必要な投資時間について見積もりをしてみます。様々な研究を総合すると、一定の集中した期間で1万時間以上必要だとされています。一日4時間、365日で6.7年間に相当する膨大な時間です。これは、3歳から初めて、小学校4年生になる前あたりになって、4年生の子供が話す日本語レベルになんとか追いついたレベルになるイメージです。バイリンガルとしてモノになっているレベルです。もちろん、その後も同じボリュームで継続していく必要があります。日本人が日本語を学ぶのに、産まれてから起きてる時間ずっと日本語のシャワーを浴び続け、高校まで国語を習い続け、やっとネイティブ日本語を話せるようになるので、1万時間は決して十分ではないことがわかります。
比較の為に、他の習い事についても、同様に、モノになるまでの時間について調べてみました。ただし、本サイトの専門領域ではないので、多少、正確でなくてもご容赦ください。
ピアノの場合、モノになった、と呼べるレベルは、バイエルンレベルを終えたあたりだそうです。だいたい、幼稚園から週に4時間練習し、小学校になったら週に6時間練習して、同じく4年生頃にたどり着くレベルだそうです。この場合、計算すると、1800時間になります。
水泳の場合、モノになった、と呼べるレベルは、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライで100メートルを一定のタイムで泳げるレベルらしく、ここにたどり着くのに、幼稚園入園から初めて週に2時間で小学2年生でたどり着くレベルだそうで、500時間程度だそうです。
同じく、ソロバンだと2桁同士の掛け算を瞬時に暗算でできるようになるレベルになるのに2000時間らしく、ちなみに大学受験で慶応に入るのに必要な時間は5000時間だそうです。

バイリンガル教育の投資対効果

さて、長くなりましたが、上のデータを使って、バイリンガル教育の投資対効果を検証します。
英語教育を選ぶ機会損失は、ピアノと水泳をモノにできるチャンスを失う、と考えることができます。
そして、お父さんお母さんに課せられた命題は、経済学的な考え方で表現すると、「ピアノと水泳の能力を確実にモノにできるチャンスを放棄して英語投資をすると判断してますよね?」となります。
英語教育の目的やその必要性など、現実の世界はこんなに単純に避泊することはもちろんできませんが、このような考え方をすると、バイリンガル教育という投資がいかに大変なことなのか改めてわかってきますね。でも、諦めることはありません!ただ、継続すればいいのです(笑)
当サイトをご活用いただき、いろんな工夫をしながら、ぜひバイリンガル教育を頑張っていきましょう!!