早稲田アカデミーIBS流 英語脳の作り方

 英語脳のつくり方

日本で生活しながら「英語脳」を育てるには、具体的にどのように勉強を進めていけばよいのでしょうか?

「ABCからはじめて1年半で英検2級に合格した小学生」

「5歳児が英検2級合格」

と、ちょっと信じられない結果を出し続ける英語教室があります。

 

「早稲田アカデミーIBS(Integrated Bilingual School)」

このサイトで何度となく取り上げているお教室です。

*詳しくは「早稲田アカデミーIBSは英語教育の総本山」記事をご参照ください。

帰国子女ばかりのお教室?毎日何時間も缶詰状態にして勉強させている?いえ、授業は週に1回、最大で2時間半だけ、なのです。

ここに通う子供達のような ”英語脳” にするためのヒントを、IBSの勉強法から探ってみました!

IBSで実際に行われている勉強法の根本は、

「英語の本をたくさん読む」こと。

「英単語を英語で理解する」こと。

この2つでした!

①読書で英語ができるようになる?

まず始めに「読書教育」。読書で英語の語感を身につけるのだそうです。多読は今や珍しいことでもありませんが、IBSは、圧倒的に読ませる量が違いました。

(授業後にカリキュラムとして読書の時間がありますし、本の貸出も行っていて、各家庭での英語読書をある意味で課題としているのです。)

 

一般的な公立中学校の場合で、1年で約1万〜2万語程度。私立中学校となると、1年で約10数万語程度の英文を読むといわれています。

対してIBSの場合は、英検1級から2級クラスの生徒さんにもなると、”月間” で30万語から120万語、なんと平均50万語の読書をこなしているそうです!

(月に50万語の量は、例えばハリーポッターの原書が1冊で25万語程度なので、月に2冊読めば、ちょうど50万語程度になります。)

このような子供達は、例えば電車での移動中、トイレに行くとき、などなど隙間時間をも利用しながら読んでいるようですが、ある程度読めるようになってきたとはいえ、もしわからない単語に出会ったらどうしていると思いますか?

 

そのときは「話の流れで「こんな意味かな?」と推測している」と答えています。そう、いちいち英語の意味を調べていません。

「英語は軽やかに読み飛ばす!」

考えてみたら、日本語の本を読むときも、少しわからない言葉が出てきたからといって辞書をひいたりしません。それと同じ感覚です。

 

そんな英語のできる子供たちでも、時に難しい本を読む事に疲れることがあります。

では、読書の壁を感じたら?

その時はぐっとレベルを下げて、スピードを上げて、大量に読むといいそうです。

大切なのは、英語脳フル回転状態を作ること。

日本語の入る余地がないぐらい、ものすごいスピードで大量に読書すれば、英語の筋力トレーニングになります。

「英語学習を支えるのが読書」と言い切るIBS主宰著者。

大量の読書は、英単語がどのように使われ、どんな前置詞と結び付きやすいのか、どんな場面でよく出てくるのかといったことを理屈でなく頭にインプットすることができ、aやtheなど、日本人が苦手とする定冠詞の使い方も、ネイティブの感覚で身につけることができるのだそうです!

 

②英単語は英語で理解する

英語脳にするには、語彙を増やす必要があります。

普通大人が英単語を覚えるとき、日本語の訳語を覚えます。

しかし例えば、literature , adopt という単語、日本語訳は「文学」「養子縁組する」となりますが、きっと子供にはわからない日本語です。「文学」と言ったところで、子供には「ブンガク」と聞こえるだけ。

IBSの授業では、このような難しい単語は、物語を聞かせるようにパフォーマンスたっぷりに、時には画像も使って子供達に説明するのだそうです。

もちろんそれは、すべて英語で。

先程の例 literature の場合。

定義はおおざっぱでいいそうで、

【定義】Literature is book,plays,and poetry that most people consider to be of high quality.

「literatureとは、本か、劇か、詩・・・ほとんど全ての人達がすばらしいなあと思うような」

勝負は例文で、

【例文】Chris is studying English literature at Columbia University. …………….

「クリスは大学生。勉強しているのはeconomicsでもなくscienceでもなくEnglish literature。そう、本だ。だけども、普通の本じゃないよ。みんながすごいなあ、出会えてよかったなあと思える、人々が100年とか200年、長い間大切にしてきた宝物のような本。それを一堂に集めた場所がある。それはコロンビア大学の図書館。コロンビア大学ってどこにあるか知ってる?ニューヨークのマンハッタン。ここの図書館は東大の図書館の何倍も大きな図書館なんだけどね。そこでクリスは、その人達の宝物のような本を、毎日興奮しながら読んでいるんだ。すごく幸せなことだよね。」

と、英語で説明するんだそうです!

子供達がこの先、literature を聞いた瞬間に頭に思い浮かべるのは、よく知らない日本語の「ブンガク」ではなく、想像上の人物クリスだったり、コロンビア大学の図書館の本の山だったり、その中でクリスがわなわなふるえている様子だったりするわけで。

こうして、ジェスチャーや画像を交えて、子供たちの興味を引きつける例を示しながら語彙をインプットしていくことで、日本語をまったく介入させずに、子供の頭にインプットしていくのだそうです。

 

うーん・・・ちょっとコレは、家庭で行うには、英語のできる親でないと、いやできる親でも、なかなか難易度が高いですね(汗)

じゃあどうしたらいいのか?

 

IBSでオススメしているのが「英英辞典」の活用です!

「英語の学習に英和辞典は無用」と言い切るあたりは、英語を英語で理解する方針のIBSらしいですが、オススメしてくれている英英辞典の初心者向けのものなどは、たしかに絵本のように寝る前の読み聞かせ本として使えそうです。

IBSがオススメする英英辞典

【初心者向け】

Longman Children’s Picture Dictionary with CD

初心者の場合、日本語訳で理解するのではなく、イメージで理解する事が大事です。CDを聞きながら、発音をまねてみましょう。絵を見て瞬間的にスラスラ英語が言えますか?日本語訳を覚える事が目的ではありませんので、ご注意を。

【英検4級合格程度まで】

Collins My First Webster’s Dictionary

英単語に日本語訳をあてがったら終わり、ではなく、英語が説明してくれる、という感覚を学びたい時期にオススメの辞書です。「川や道の上にあって、人や乗り物を片側から片側へ通す建造物」という説明文は、bridge のことです。「橋」と教わるよりどれだけイメージが膨らむ事でしょう。

英語は英語で、の原則に照らし、「うちの子は3級でよし。ここからあとは英語の本でも読んでおけ。無理に準2級なんて合格する必要なし!」といったすっきりした対応の方が、長い目で見ると、よっぽど優れている場合があります。

とは、IBS主宰著者の言葉。

バイリンガルキッズの目的は、英検合格ではない。

我が子につけてあげたいのは、確かな英語力。

親子で目的を見失わないようにしたいものです。