親も一緒にネイティブの発音を身につけよう!
幼児のまっさらな耳には、やはりネイティブスピーカーの発音を聞かせてあげたい。
ほとんどのご家庭で英語学習する場合は、ネイティブスピーカーのCDやDVDを使っているのではないでしょうか?
せっかくならば、親も一緒にネイティブの発音を聞きながら、子供とともに英語耳を育てて、お父さんお母さんの口からもなるべく本当の発音に近づけた英語の音を我が子に聞かせてあげるようにしたいですよね。
しかし、海外経験のない大人の日本人の場合、ネイティブと同等の発音力を身につけるのは難しい。そんなあなたむけに、簡単ネイティブっぽく話せるようになる、3つのポイントをお伝えします。
ポイントは「日本語にない音、抑揚、リズム、つながり」を押さえること
先月発売された週刊東洋経済に「日本人がハマる発音の克服法」として、
LとRなど、聴き間違い、言い間違いの多い発音が上達する発音法が掲載されていました。
それぞれのアプローチ方法として
①「口の準備」
②「息の出し方」
③「口の開き方」
を示したものがありましたので、以下ご紹介します。
【 LとR 】
L →
①ラララと歌ってみて、舌が上の歯の裏についている感覚を確かめる
②①で舌が上の歯の裏についた感覚でタメを作る
③大きな口を開けながら強くラッ、リッ、ルッ、レッ、ロッと発音
R→
①口をアイウエオの「ウ」の形にする
②ウの口でタメを作って一気にラッ、リッ、ルッ、レッ、ロッ
③舌を丸めたまま横に一気に口を広げる
【 VとB 】
V→
①下唇を上の歯で軽くかむ
②唇をかんだまま息を出して「ヴ」(声は出さず)の息を出す
③②の口のまま勢いよくヴァ、ヴィ、ヴゥ、ヴェ、ヴォを発音
B→
①唇の上と下を少し力を入れて合わせる(内側に折り込むように)
②①の口を開ける時に、勢いよく息を出し、音を破裂させるイメージ
③(日本語のパ行より)大きく口を開けてパッ、ピッ、プッ、ペッ、ポッ
【 WとU 】
W→
①上と下の唇で小さな円を作るように、口を尖らせる
②①の唇を緩めながら、思い切り息を吐いて声を出す
③WOMANが「ゥオマン」と聞こえるようになるまで練習
U→
①日本語の「ウ」の口を作る
②日本語の「ウー」とほぼ同じでOK
③日本語の「ウー」とほぼ同じでOK
【 Sea(海)と She(彼女) 】
Sea→
①音を出さずに「スー」と息を出すための口を作る
②前歯の間から「スー」と息を出したまま「イー」につなげる
③口を横に広げたまま「スー」と息を出して「スイー」と発音
She→
①(静かに!と言う時と同じ)「しーっ」の口を作る
②「シュー」と息を出しながら「イー」につなげる
③「シュー」と言うように軽くすぼめてから「シュイー」と横に広げる
【 The の発音 】
通常のThe→
①上下の前歯の間に舌の先を出して軽くかむ
②①のまま息を出してタメを作り、舌を引っ込めながら「ダッ」の音を出す
③「ザ」にならないように。小さな口のまま舌先を出して「ダ」と息を出しながら引く
※母音の前の THE は②③で「ディ」の音を出す。
このように、日本語と英語では口の筋肉の使い方に違いがあります。
また、英語の音を出すには腹式呼吸が欠かせません。
これも日本語を話す際には必要のない呼吸法で、日本人的な英語が相手に聴き取りにくい一因となっているそうです。
以上のことだけでも意識してみるとかなり違ってきます。
我が子と一緒に自分も成長できると素敵ですね!