「バイリンガルの脳構造、英語教育の開始年齢により2種類ある!」

早期バイリンガル?遅延バイリンガル?バイリンガルに種類があるの?

バイリンガルに関する研究は、100年以上前から世界中で盛んんい行われており、様々な調査研究により少しずつ解明されているようです。早期バイリンガル、遅延バイリンガル、という名称がつけられ異なる脳活動を見られることが明らかになっていますが、このバイリンガルと脳について調べてみると、面白いことがわかりました!

①開始する時期によって言語処理される脳の部位が違う!

慶応大学石崎教授らの研究により、第二外国語に十分触れ始める時期(5歳〜7歳以前か以降か)によって、言語が処理される脳の部位がことなる(両言語ともブローカー野で処理するか2つ目の言語をブローカー野から外れた場所で処理している)ことが発見された。

両言語ともブローカー野で処理することの意味についてはまだ解明されきってはいないようですが、少なくとも幼少期から開始する意味は脳科学的に大きな意味があるようです。

②日本語と英語は異なる脳領域で処理される

脳トレで有名な東北大学川島隆太教授の研究室で研究する鄭 嫣婷先生らは、日本語と韓国語のバイリンガルの脳は言語処理時に同一の脳活動で処理しているのに対し、日本語と英語のバイリンガルの場合は、英語処理に異なる領域が反応しているということを発見し、言語の仕組みが異なる言語間のバイリンガルと似ている言語同士のバイリンガルでは脳の活動が異なっていることを発見した。日本語や韓国語は膠着言語という種類の言語で英語は語順言語という種類らしく、その根本的な違いを処理するために、別の脳領域まで活動しているとのこと。

この研究では日本語と韓国語のバイリンガルと、日本語と英語のバイリンガル達がそれぞれ何歳から学習を開始したかは明らかになっていませんが、日本人が言語体系の異なる英語を学習する事は日本語だけで育つより広い脳領域を成長させることになります。川島先生的に言うと「脳トレ」にいい、のかもしれません。(この1行は私の勝手な解釈です(汗))

③英語を学ぶと地頭がよくなる

バイリンガルについては言語学、脳科学、心理学などの隣接領域で様々な研究が進んでいますが、その第一人者である心理学者のジム・カミンズの「2言語共有説」では、1つの言語で学んだ内容はもう一つの言語と共有されている。つまり、表層的な内容は言語毎に異なって処理されているものの、真相面では共有されいるとされています。同じ氷山から突き出る2本の山のイメージであることから「氷山説」とも呼ばれているようで、最近では広く浸透している理論のようです。

言語はその背景にある文化風習を色濃く反映しているため、英語を学ぶ事は日本語にない思考、視点を獲得する事になります。そして、その知識・思考・視点は脳の深層面で共有されるため、日本語だけを学習するより言語脳が広く深く発達し、少し飛躍しますが、「地頭がよくなる」のではないかと解釈しています(笑)

このような多数の研究から、4歳までの超早期に英語教育を始めると複数の言語処理を可能とする1つの巨大な脳コンピュータが発達し、また5歳以降に始めた場合も日本語を処理する脳とは別の脳コンピュータが発達しまるでツインエンジン(場合によってはトリプル、クワトロかも)のように2つの脳回路が出来上がります。

さらに、英語は日本語と異なる言語体系であるためより広い脳領域を刺激するため広範囲の脳を刺激する。つまり、子供の頭の発達によいことが明らかになっています。