言語忘却とは

忘れることは当たり前のこと?

覚えたはずの単語や文法を、それは見事に忘れてしまっている我が子。ああなぜと落胆し、時には責めてしまった経験が私にはあります。

年齢によって「言語忘却」にも差が出てきます。
言語能力のうち、とりわけ音声に関しては、子供が小さければ小さいほど習得も早い一方で、単語などワードは簡単に「忘れてしまうもの」なんだそうです。
・幼児から小学校低学年ぐらいまで
→基本的な英会話能力を身につけるのも早いが、忘れるのも早い
のが特徴。
 ・小学校中学年〜高学年以降
→これまでに身につけた綺麗な発音を失うことはほとんどなく、そのうえ読み書きができ、認知力も発達しているため、忘れにくくなる。
どうやら9歳以降ぐらいの、抽象的な考え方のできている年齢であれば、英語の「習熟度」が高ければ高いほど、英語を保持しやすくなるのだそうです。
では、言語忘却にはどのように対応すれば良いのか?
「忘れる」ということは、いわば脳の中が錆びている状態。覚えた単語をきちんとお片づけしたタンスの引き出しが、使わないことによって引き出せなくなっているわけです。これは毎日使うことで、錆びるのを遅らせるしかありません。
「発音」や「聞き取る力」は、一度身につけるとほとんど忘れないと言われています。ですから、例えば英語特有の強弱リズムを覚えている、大人が聞き取れなかった英語の音を聞き取った、そんな時はたっぷり褒めてあげて、子供に自信をもたせてあげてから、忘れていた単語や文法を復習に取り掛かると良いと思います。
そんなことはわかっていても、毎日の学習が辛くなってきます。おすすめは、英語イベントに参加する、英検にチャレンジすることです。「理解できて嬉しい!」「合格した!」という気持ちは、親子でモチベーションを上げることができ、継続学習する上でよい起爆剤となってくれます。
ある帰国子女アドバイザーを務める方が「私は、帰国後は引越しの荷ほどきをするよりも先に、まずは英語保持の環境を整えてあげてください!と保護者にアドバイスをしています。」と話していました。
この言葉からも納得です。英語圏で生活&学習環境にいたネイティブ並みの発音も習得しているであろう帰国子女たちでさえ、日本に戻って何もしないでいると、あっという間に「忘れる」ということ。
子供が「忘れる」ことは自然な現象であり、当たり前のことであると認識すれば、少し気持ちもラクになりましたね。
語学の習得は継続あるのみ!コレだけ!
毎日30分でもいい、子供と一緒に楽しく(時に厳しく?!)英語に触れていれば、必ず将来「よかった!」と親子で笑顔になれます。